KINGDOM HEARTS Wiki
Advertisement
キングダム ハーツ シリーズ > キングダム ハーツの登場キャラクター > アクア (キングダム ハーツ)
18844746

アクアAqua)は、コンピュータゲーム『キングダム ハーツ シリーズ』に登場するキャラクター。声優は豊口めぐみが務める。

概要

キングダム ハーツ バース バイ スリープ』に登場する、マスター・エラクゥスの元で修行している三人の弟子のうち一人である、キーブレード使いの少女。

常に凛とした態度と強い正義感を持ち、敵対する者には容赦が無いが、親友であるテラヴェントゥスに対しては優しく見守るなど、女性らしい一面も併せ持つ。強い光の心を持ち、マスター・ゼアノートやヴァニタスからは、χブレードを完成させる際にヴェントゥスがヴァニタスとの融合が耐えられなかった場合の「予備」とされていた。

キングダム ハーツ バースバイスリープ

マスター承認試験をテラとともに受け、それに合格。よって作中では、三人の中で唯一エラクゥスにマスターとして認められた弟子である。試験後、テラとともにゼアノート捜索とアンヴァース討伐の任務に出るが、出発の前にエラクゥスからテラの監視を頼まれ、さらに飛び出したヴェンを連れ戻す任務も請け負うことになる。

異世界を巡って旅を続ける中、テラの行動に不安を覚え、後に再会したテラに自身の心配を打ち明けるが、逆にテラを傷つけてしまう。旅の中で立ち寄ったレイディアントガーデンでは、後にソラとリクの友人となる光のプリンセスのカイリと出会っており、彼女のペンダントに闇から身を守るためのまじないをかけた。なお、この時カイリは偶然にもアクアのキーブレードに触れており、カイリはキーブレードを扱える素質があった為、アクアは偶発的にキーブレード継承の儀式をカイリにしてしまっている。

その後、幾度となく仮面の少年「ヴァニタス」と交戦しつつ、任務を遂行していくが、自分達の道に一抹の不安を感じていた。その中で温かい光に導かれてデスティニーアイランドに着いたアクアはソラとリクに出会う。彼女は二人にキーブレード使いとしての資質を見出すが、リクが既にテラからキーブレードの力を継承していた事を知り、リクとソラの関係に、自分とテラを重ねてしまう。選ばれし者が近づきすぎてはならないと想いを伏せ、ソラにもしリクが道に迷った時には助けてあげるように告げて旅立った。アクアはこの時、テラともうすぐ戦う運命にある事を予想し、不安に思っていた。その途中傷ついたミッキーを救出、その際イェン・シッドからテラがエラクゥスを討ったという話を聞き、真相を確かめるためテラと同じくキーブレード墓場へと向かった。

テラとヴェントゥスと再会して、全てを知ってゼアノート達と交戦するが、ゼアノートに氷漬けにされたヴェントゥスを助けて介抱。その際にブライグと対峙する。テラを侮辱し、挑発するブライグだったがアクアはそれを一蹴、しかしブライグは時間稼ぎを終えて逃亡してしまう。そこへ油断していたところをヴァニタスに切り伏せられ、駆けつけたミッキーに起こされた時には、すでにヴェンがヴァニタスに乗っ取られてしまっていた。ミッキーと共に、ヴェンの心を取り戻すべく交戦するが、力が暴走したχブレードの爆発に巻き込まれて意識を失う。

その後、ミッキーによってヴェンとともに救われるが、ヴェンの意識が消えてしまっていることを見て、彼の安全を確保するため、エラクゥスの教えにより故郷を「忘却の城」へと変貌させる。そして「目覚めの部屋」にヴェンを置き、必ずテラと二人で起こしに来るとヴェンに語りかけ、テラを探すために一人旅立つ。

旅の途中テラを発見するも、ゼアノートに乗っ取られた姿であったため、テラの心を取り戻すために交戦。戦いの後、闇の世界に落ちていったテラの身体を追って闇の世界に飛び込み、気を失ったテラを救出する。しかし自分もテラも闇の世界に取り込まれそうになってしまい、このままでは自分もテラも助からないと悟り、鎧とキーブレードを使ってテラだけを元の世界に導いた。そしてテラが光の世界へと戻っていくのを見届けた彼女は、忘却の城で眠るヴェンにすぐに起こせなくなってしまったことを謝りながら、ひとり闇の世界へと堕ちていった。

『BbS』のラストエピソードのエンディング及びシークレットムービーでは、『BbS』から『KH2』までの10年以上の間、光の世界に戻ることが出来ず、ほとんど年をとることもないまま闇の世界をさまよい続けている姿が描かれた。闇の世界では、ダークサイドの群れに囲まれてしまうが、テラやヴェントゥスのキーブレードの形をした光に救われ、自身の絆はまだつながっていることを悟った。なお、自身のキーブレードはテラと共に元の世界に飛ばしてしまったため、闇の世界ではエラクゥスのキーブレードを使用していた。シークレットムービーでは闇の世界の海岸で賢者アンセムと出会い、光の世界での出来事とソラという少年の名を知り、涙を流している様子が見られる。

キングダムハーツII ファイナルミックス

ホロウバスティオンの地下に隠された研究施設の奥にある「眠りの部屋」という墓場に、かつてゼアノート(テラ)を闇の世界から光の世界に導いたアクアの鎧とキーブレードが安置されている。『BbS』のラストエピソードのエンディングで、記憶を失ったゼアノートが倒れていた場所に鎧とキーブレードもあり、ブライグたちに回収され、賢者アンセムのもとで保管されていた。

「墓場」はかつてゼアノートや他の弟子たちが心の闇の実験を行なっていた場所で、研究の中止を弟子達に言い渡したアンセムがその場所を封印していたが、シグバールによればアンセムを追放したゼムナス(ゼアノート)が真っ先にした事は、「眠りの部屋」を作りその部屋にアクアの鎧とキーブレードを置くことだったという。ゼムナスは頻繁にホロウバスティオンの「眠りの部屋」を訪れており、その中にあるアクアの鎧を「友」と呼んでいる。

キングダム ハーツ コーテッド

ソラの中にあった「痛みの記憶」の一つとしてテラとヴェントゥスと共に登場。データのソラが「会った事あるような気がする」と言っていた事からテラとアクアとの出会いをかすかに覚えてはいる様子。

能力

『BbS』の三人の主人公の中で、身軽な動きを生かした華麗な攻撃と卓越した魔法が得意なマジックタイプの戦闘が特徴のキーブレード使い。

他の二人に比べると攻撃全般にクセがあり、女性であるが故に防御力もやや低く慎重な立ち回りが要求される。だが、豊富な魔法による遠距離攻撃などでそういった難点をカバーすることも出来る。

コマンドスタイル

ファイアブレイザー、ダイヤモンドダスト、サンダーボルト
それぞれ、炎・氷・雷の攻撃に特化したコマンドスタイル。ファイアブレイザーは通常攻撃で炎の輪を放ち、ダイアモンドダストは武器と氷柱の同時攻撃が可能であり、サンダーボルトは敵の位置を問わず、急接近する攻撃を繰り出すことができる。フィニッシュ技は、ファイアブレイザーでは3方向に駆け抜ける炎の波を放ち、ダイヤモンドダストでは氷の華を咲かせて周囲の敵を巻きこみ、サンダーボルトでは巨大な電磁場を作り出し広範囲に電撃を放つ攻撃を行う。これらのコマンドスタイルは、3人のコマンドスタイルの基本である。
マジックウィッシュ
彼女の得意分野である魔法攻撃に特化したコマンドスタイル。手からキーブレードを離して扱い、キーブレードそのものに意思があるかのようなトリッキーな動きで攻撃を繰り出す(KH2のファイナルフォームに似ている)。フィニッシュ攻撃は、上空に掲げたキーブレードから光の帯を出し、高速回転しながらつむじ風を起こす。見た目がとても華やかであり、アクアならではのコマンドスタイルとも言える。
ブレードチャージ
武器に光をまとわせ、巨大な魔法剣であらゆるものをなぎはらうコマンドスタイル。攻撃のリーチがすさまじいほど長くなり、敵を一網打尽にすることが可能である。フィニッシュ技は、剣を上空に掲げ力を込めた後、さらにリーチの伸びた武器を振り回し、まばゆい光と共に振りおろす。
エアライダー
風の加護をその身にまとい、空中浮遊を可能としたコマンドスタイル。空中を漂っているかのような移動が可能であり、攻撃の際は重量のある敵ですら、いとも簡単に浮かび上がらせてしまう攻撃を行う。フィニッシュコマンドは空中に浮かべたキーブレードをスケートボードのように乗りまわし、急降下と共に爆風を起こす。
ゴーストドライヴ
体の周りに異質な闘気をまとい、残像を生み出すほどの瞬間移動で敵を翻弄するコマンドスタイル。攻撃の瞬間に敵の目の前にワープしたり、特定の行動を行うと一瞬姿を消すことが出来る。このスタイルのみ空中コンボは存在しない。フィニッシュコマンドは、円を描くように瞬間移動を繰り返しながら突きを繰り出し、とどめに衝撃波を放つ。
アイスブラスト
アイスの力を借りた隠しコマンドスタイル。低確率で発生する。アイスの竜巻や、アイスボールを打ち出す攻撃など、とてもかわいらしい技を繰り出すことができる。フィニッシュ攻撃は、周囲にアイスクリームの玉を呼び出し、それらを破裂させてダメージを与える攻撃を行う。とてもファンシーなフィニッシュコマンドである。
リズムミキサー(Final Mixのみ)
音波を操る隠しコマンドスタイル。連続で突きを繰り出したり、周囲にキューブを出現させて爆発させたりする。フィニッシュ技は、表示されたボタンを押して連続で広範囲を攻撃。表示されるボタンは○→□→△、△→○→□、□→△→○のランダム。この攻撃に当たると敵は高く撃ちあがる。表示されていないボタンを押すとダメージが少なくなる。ボタンが3回表示された後に○を押すと広範囲へ衝撃波を放つ。雑魚敵戦、ボス戦、どちらでも大ダメージが期待できる優秀なコマンドスタイルである。
Advertisement